情報モラルの問題点は

1 やる時間がない

infoedu.metro.tokyo.lg.jp

資料はたくさんあるんです。
ワークシートも。

でも、もう学校は、パンクしているんです。
やっているふりをしているだけで、とても、無理。

モラルの項目だけでいくつあると思っているのか。
でも、「やりましたか」と来るから、さらっとやって「やりました」しか答えるしかない。

もう、そういう嘘、やめよう。無理なんだから。

2 理解する時間がない

教師は、発達障害について、防災教育について、福祉教育について、国際理解教育について、外国語について、キャリア教育について、理解し構成した上で、カリキュラムマネジメントをして、指導をする。

できません。人間のできる量を超えています。

ドリルパークやロイロノート、グーグルの機能を理解する時間がどこにありますか。
家族を養い、勤務時間の中で。学習指導要領を熟読する時間がどこにありますか。

指導用の研修動画が送り付けられても、
情報モラル指導教材がネット上にあふれていても
時間は無限ではありません。

文科省の通知も読みましたよ。
論文書く仕事があったから。
でも参考の掲載URLをたどっていったら、
膨大すぎて1か月かかりました。
URL乗せるのも動画載せるのも楽ですが
見てもいないものを子供に流すことは通常先生はしません。

その中で情報モラルの項目、どこで確保しますか。
指導の系統表


無理です。学級活動だって35回しかないんですよ。
道徳の項目も特活の項目も無茶苦茶あるんですよ。。。

3 体験していないトラブルを指導しても他人事

体験していないトラブルを指導しても、どこの世界の話?となり、
体験後に指導をしても、大変面倒くさい。

GIGAでPCリリースしてから、使いすぎてから使い過ぎを指導しても、取りやめるのには非常に時間がかかるし、もう、戻れない。


タバコ吸わせておいて禁煙させるようなもの。

しかも学校が切り替わるタイミングでモラル指導なくスマホが手に入る。
小学生が中学生に上がった時、スマホを持たせたとき、今までの友達だった1学年上の子にため口でLINEを送ったら、あいつは生意気だと目をつけられた。

リアルで起こっていた先輩カゼのよくあるトラブルが、ネット上にもぐりこんだ、なんていうローカルな話題、ネット上には上がってこない。


*4 ネットトラブルは、表に現れてこない。
我が子の学校区でネット上のトラブルが起こっても、問題が表面に上がってこない。


理由は、「個人が特定されてしまうため」


中学生が爆破予告をしたとしても、裸の写真が出回ったとしても、水面下で処理される。

隠す、のでなく、個人特定、逆に拡散の恐れがあるため。


なので、事件が市内で起こったことはわかっても、
それが我が子の通う学校での出来事なのか、違うのかも分からない。
教員同士も守秘義務があるから、漏らさない漏れてこない。
どこで、どんなトラブルが身近に迫っているのか、起こっているのか、把握しようがない。 


しかも保護者もコミュニティを持っているから、
何をどこまでだれがうわさ話をしているか分かったものでない。


だから表面上、「普通」で、水面下「異常」、知らぬは平和な人だけ、というのもありうる。

でも

そんな愚痴を言っていてもはじまらないので

折り合い付けてやってくしかないのです。