街の道は何十年前から変わらない

実家も変わらず、道の舗装も変わらず。


 何が変わったか。人の考え方が変わった。
 会話しない。
 人とのかかわりを避ける。


なぜ変わったか。
 メディアを受けて「そういうものだ」と情報が伝播したから。


食物を作り、
御飯を食べて、寝る。
生活は基本変わらない。
風邪を引いたら寝ると治る。


目に見えているものを信じず、ネットを頼る。
目の前におきていないものを怖がる。



知識

何を知っているかによって人は行動が変わる。
何を当たり前と思うかによって人は行動が変わる。


ICTで知識が増えていくとき、
その知識は風土などの背景関係なく
一部の情報しか掲載されていない


文字で伝えられるもの、映像で伝えられるものなど
ほんの一部。
でもそれがすべてだと思ってきていると
一部がすべてとなり
とても世界が狭くなる。
smart-flash.jp
そんな記事が世界のすべてではない


年齢によって、見えるものも感じ方も変わる。
人によっても変わる。
表示されるニュースも、
こちらが本棚で選ぶのと違って、
しっかりした書物の記事と雑な週刊誌の記事とが並列で表示されるし
情報も偏る

孤立支援?

ものごとは注目したものが拡大していく。


孤立電話相談に電話しても、ターゲットとして指定されても、
「自分は孤立している」とメタ認知とレッテル貼りすることになり、
救うもの救われるものの序列ができ、
より孤立していく。


問題ない人を指差して「問題だ」と問題を作り出して終わってしまうようなものでなく、困っている人が自ら助かっていく方向につながるといいのだけれど。

ICTは解決に役立っているか

忘年会のようなつながりを蹴るように煽り、
部活のようなつながりを蹴るように煽り、
職場内のつながりを蹴るように煽り、
近隣自治会やPTAのつながりを蹴るように煽り、
白黒つきやすい「友達申請」「招待」「SNS]をメインにおいておいて、


「孤立が増えています」と煽るのは、


何をしているのだろう? としか思えない。
www3.nhk.or.jp

合理的

5年程度前に、中国を視察したとき、AIによる企業内の結婚活動を知った。
格差の激しい中国にあって、同じ社内でステイタスも近い。その大企業の抱えている人材の中で、近しい価値観を見つけることができる。大変合理的。tamakino.hatenablog.com


あれから数年が立ち、日本が同じように追いついてきた。
news.yahoo.co.jp


日本の場合は、家の事情が違う。土地を代々守っている人もいるし、皆都市部の人々や中国の人々のように、土地を離れて気にしない背景の人材でもない。しかしそんな細かい事情は霞む。


一人一人にじっくり向き合う、一人を引きずる、そうした価値観は無くなっていく。
そうすると、演歌、例えば「津軽海峡冬景色」の別れの悲しみも、「まつわ」の引きずる切なさの感情も、後世には理解や同感を得にくくなるだろうなぁ、もうなっているのかもなぁ、と思う。


平安時代の恋愛が、私たちに理解できにくいように。