メディア・報道との付き合い

人の意見を借りて世に広めるが、広めたこと自体はメディアは責任を取らない

news.yahoo.co.jp

メディアの中立、のようでいて、日和見のようでいて。

その前後と対案を提案していったらよくなるのでは

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問題は、よくある話、ということ。胸に手を当てれば、
未熟であったころの自分の指導の中でも、心当たりがあるということ。

メディアで「自分も」と公表すると、同じ目に合うとしたら、
みんな、隠す。

どんな事件が教室でおきて、そうした事態になったか。
その前後の記述が一切なしで文脈から切り離された言葉だけが報道される。
こんな「やってられない」ことばかり垂れ流していたら、
なり手が無いのは当然。

どんなことがあったのか

まったく分からないから、外野は何も言えない。
保護者の情報や児童の情報は、漏らすとそちらに迷惑がかかる。
教師側は、言われ続ける。

メディアは流すだけ。

どんなシチュエーションで、その発言を言うに至ったのか、
そういう場合には、適切には、どうすればいいか。


改善の提案を2,3付け加えるだけでも、有用なニュースになる。

自分が見たことがあるシチュエーション

配ったプリントを目の前で破る。
教室から逃げる。
机をぶちまける。
授業中に大声を出す。
授業中に鬼ごっこを始める。
ずっと机をハサミでゴリゴリしている。
窓際や壁際に勝手に机を持っていく。
かたづけをしないで机のまわりを散らかす。
他の子供の机やいすを足でける
消しゴムを投げて遊ぶ
座らない
返事をしない
指示に従わない

そしてヘルプに来てくれるほど先生の数はいない。

みんなの学習権を侵害していても
廊下に出すことも「その子の学習権が」となる。
「幼稚園からやりなおして!」も、人権侵害。
手も出せない。

その中で、
「教師の指導が悪い」「いい授業をしないからだ」と責められる。

報道するときには、

表れがあった場合に、専門機関に相談に行ったり、
第3者機関に介入してもらって福祉的なケアを児童がもらったり
教育配慮的なアドバイスを先生がもらったり、
子供も先生も保護者も不幸にならないように、

よりよい提案を添えて、報道してほしいと願う。
自殺報道やDV報道の後に、一言添えている、あんなように。


その子を守るために
家庭を守るために
先生を守るために 
何か、よい報道に改善されて行ってほしい。

「人数が少ない学級」?

児童に不適切な言動 59歳女性教諭停職2か月/岩手 | TBS NEWS DIG (1ページ)

特別学級と報道しているメディアもあったが、
それはそのメディアもアウトではないのかな、と思う。


特別支援学級、支援を受けられる学級であって、
特別扱い別扱いする学級ではない。
自分はそう認識している。


でも、そうした認識や説明をうまく説明できなかったり、
説明が未熟だったりしたらそれだけで懲戒を受ける対象になるのであれば、
だれも積極的に説明はしたがらない。


結局、黙る。
目をつぶって暗黙の了解のようになってしまう。


そうなってしまう方が、怖い。

どう説明するか、何が問題か、明らかに

「少ない人数の学級へ行きますか」が説明としてよろしくないというのであれば、
報道しているテレビ局としては
どの点が問題ととらえているか、そして正しくはどう伝えるべきものなのか、
その考えまで正して流してもらいたい。


少ない人数で、自分のペースで学ぶなどの支援を受けることができる学級。
少ない人数で、落ち着いた環境などの支援を受けながら学ぶことができる学級。



一方的に脅すような形で伝えるのではなく、
必要な支援を共に考えていくことが大切です、でもなんでもよいから、
対案、提案を示してともに考えていってくれる、
そうした報道になっていってほしい。