両論を公平に見る、語ることの難しさ。

ネットのニュースは、3面記事も経済新聞もよく調査された記事も適当な記事もすべて検索してしまう。
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いちお笑いタレントが、
何十年も外交をしてきた政治家を簡単に否定する。
そこにコメントが山のように寄せられる
新聞社は「意見をのせただけ」、
でも、実際は政治家の答弁への反論の広報になっている
お笑いタレントの意見を借りているので
新聞社の社説と違って何かあっても新聞社としてはノーダメージ。


学級で起きる「真面目に語る人を馬鹿にする」と同じことが起きていることが怖い。

学級でケンカが起きたとき、立ち歩きや暴力が起きたとき

ゼロトレランス経済制裁」なんてことはしない。
それこそ村八分、教師によるいじめになって教師側が職を失ってしまう。
そもそもそんなことしていたら態度を固くし、関係は壊れ、心は閉じる悪手。

双方の理由を聞くテーブルを作り、双方の言い分を聞き、暴力以外の方法での解決折り合いを話し合い、折り合う。

認めない・許さない、だけでは、解決はしない。
教師なら皆毎日向き合っている仲裁。

何とも言えない理由

1 起きる以前に何があったかを私は知らない


2 ロシア側の言い分が公平に伝わってこない
 ウクライナは「〇〇発表しました」
 ロシアの報道は「根拠なく」「一方的に」「主張し」と修飾される
 アメリカ・イギリスの専門家の「〇〇が懸念されています」が付く


3 事実でないこと、想像や意見が報道されている
 「化学兵器の使用を懸念・生物兵器の使用を懸念・核使用を懸念」と、米英の〇〇が見ている、というような報道


4 現地住民の声が分からない。
 共産党員3人に話を聞くのと、自民党員3人に話を聞くのとでは、まるで語ることが違う。ウクライナ現地の声を数名聞いても、それがすべてとは限らない。
 クリミアや親ロシア派住民が多い地区の人々はどう思っているか聞かない。


5 戦況と報道が合致していない
 ほぼ制圧されているのに、ウクライナに寄り過ぎている


6 日本は沖縄が制圧され、本土決戦になる前に降伏したことで、今の私たちがいる。
  けれども、徹底抗戦を日本は支持しているのか?が理解できない。


7 現地住民をかくまっているのが、「敵から守って」いるのか「人間の盾として」手放さないのか言い方ひとつでどちらにもとれる。
 絶対劣勢の状態で、民間人がいることで自軍が守られている状況で、民間人を手放すだろうか、民間人が投降したいといったときに、投降させてもらえるのか考えてしまう。


8 現地の土地の規模が分からない。
  「制圧された」とはどんな状態か、想像がつかない。日本でいうと浜松が制圧された状況、というのは、市役所占拠なのか、道路封鎖なのか、全市街地破壊なのか。浜松すべてを灰にするには相当な労力がいる。浜松大空襲でも駅周辺のみ。映像で映し出される破壊された町の映像の範囲がどの程度なのか、伝わってこない。
  町のつくりも、町と街を広大な畑が繋いでいるような状態なのか、日本のように町が密につながっているのか、ウクライナについて知らないことが多すぎる。
  破壊された映像を見て、「すべて破壊された」とは言えない。


9 男だけ出国禁止、について、日ごろ男女同権等いう人々が何も言わない理由が分からない。


10 ウクライナの男性に、大統領の意に反対する民主主義が残っているかどうか、分からない。


11 虐殺だ、と、アメリカに言われても、原爆を落とされ、日本中の都市を無差別に爆撃され、沖縄を占領され、多くの市民が無くなった日本からして、アメリカが言える立場かね、と思ってしまう


ロシアは親ロシアは住人が攻撃されている状況を守るために出兵したという。
ウクライナ侵略戦争だという。
昔、日本が中国に入った理由も、見方考え方で「侵略」にも「解放」にもなる。
中国の「人民解放軍」も同じく。


どんな相手であっても、双方の言い分や物事をできる限り公平に知りたい
でも、途中で様々にバイアスがかかる情報しか入らない。


どちらにも正義があり、正義のぶつかり合いが争いを起こすことは、
日本はロボットアニメでも戦隊ものでも飽きるほどやっていて知っている。


何とも言えない。